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事例紹介事例紹介

デジタルAKASAKAプロジェクト(鹿島建設×港区赤坂地区総合支所) 東京都港区赤坂エリア:2022年9月~2025年3月(予定)

東京都が主催する「地域を主体とするスマート東京先進事例創出事業」支援プロジェクトを受託する鹿島建設(株)が主事業者として手掛ける「デジタルAKASAKAプロジェクト」の事務局支援として、街の防災関連情報の可視化を担当。

プロジェクト概要と目的

鹿島建設(株)が港区赤坂地域において、同地域に関連する諸団体や事業者、赤坂地区総合支所、鹿島グループ各社と連携し、災害時や平常時に有効活用できるような、まちづくりに資するサービス基盤「エリアプラットフォーム」の構築と実証を予定。既存市街地(ブラウンフィールド)である赤坂にてスマート化を実証し、災害時だけでなく、平常時にも価値を有する「フェーズフリー」の視点に立ち、街の見える化を通じて、住民に対する安全・安心の提供や、利便性の向上、街の賑わい創出に資する仕組みづくりを目指すプロジェクト。

Andecoの取り組み

自社開発の大容量バッテリー搭載型カートと、鹿島建設開発の3DKフィールドを組合せて開発した「フェーズフリーワゴン」 を使用し、街の防災情報の可視化を行う。「フェーズフリーワゴン」には大容量のバッテリーを搭載しており、災害時や平常時に有効活用できるような、まちづくりに資するサービス基盤「エリアプラットフォーム」の構築と実証の一環として実施予定。 【平常時】 電源を引くのが難しいとされる公園をはじめとする屋外でのマルシェや音楽イベントにおいて、レジや冷蔵庫、アンプなどの利用 【災害時】 スマートフォンの充電や、スターリンクなどの衛生通信を組み合せて通信環境を構築し、避難者が電源と通信を利用できるようにする

情報通信技術利活用検討業務兵庫県加古川市 :2022年8月~2023年3月(ICT活用事例)

スマートシティの先行事例としても全国の自治体から注目を集めている兵庫県 加古川市は平成29年より情報通信技術(ICT)を利用し、安全・安心のまちづくりを進めている。市内に設置している1,475台の見守りカメラの機器更新のタイミングで、これまでの施策効果を振り返りつつ、社会環境やシステム・技術の発展から、新たな次期情報通信技術利活用の戦略の方向性を示した。

背景・課題

加古川市は、子育て支援や高齢化社会に対応するため、環境整備や地域全体で見守る地域コミュニティの強化に力を注いでおり、平成29年より官民協働で ICT を活用した安全・安心のまちづくりに着手している。近年は安全・安心のまちづくりに加え、市民のウェルビーイング(幸福感)の向上をめざし「夢と希望を描き幸せを実感できるまち 加古川」を将来の都市像と掲げ、市は政策を進めている。 安全・安心のまちづくりのためのシステムとして導入された見守りカメラや見守りサービスの機器も更新時期を迎え、社会情勢や技術も発展、変化があった。それに合わせ、「誰もが豊かさを享受できるスマートシティ加古川」をまちづくりのテーマに令和5年度以降の更新内容を含めた今後の方向性を検討した。

現状

市民の満足度や生活の質向上を目指し、とりわけ子育て世代が安心して暮らすことができる環境の整備や、地域総がかりで子どもや高齢者を見守る地域コミュニティの強化に注力している。通学路を中心に、1,475台の見守りカメラを設置するとともに、「見守りサービス事業」においては、独自の付加価値を創出すべく、民間事業者と協議を重ねる中において、防犯カメラ機能に加えて、BLE(Bluetooth Low Energy)タグを活用した見守り機能や、車載用カメラの応用などについて検討を進めている。

施策

都市計画、情報通信基盤、コンセプトワークなど、各ジャンルの専門コンサルタントとチーム組成を行い、下記の業務を実施。 ① 次期見守りカメラ・見守りサービス更新検討業務(※1) ② 早期実装に向けた見守りカメラ等の高度利用検討構築業務 ③ オープンデータを流通させる次期情報連携基盤の仕様策定 ④ 笑顔カウントの数をインセンティブに変換するサービススキームの導入(※2) ⑤ これらを包括するウエルビーイングを実現する次期戦略の策定 ※1 見守りカメラの調査では、調査用アプリをローコードツールで製作し、調査の効率化をはかったほか、国交省3Dプラトーデータと現地計測した3D点群データを組み合わせ、加古川駅周辺の見守りカメラの撮影範囲や災害時シュミレーション、事故発生や交通違反等のリスクが高い交通死亡事故交差点の3D可視化を実施。 ※2 笑顔カウントにおいては、市内大規模商業施設との連携など、地域事業者とのリレーション構築もあわせて実施。

ParkPFI事業 大阪府堺市 世界遺産「大仙公園」:2022年5月~

「大仙公園」のカフェ・屋外レストランゾーンの企画・設計を担当。あわせて、開業後の施設整備効果を正確に把握できるよう、開業以前から人流の計測を通じてシステム構築を行う。来場者の人流データを3Dカウンターを用いて測定したことで、視覚的にどの地点でのデータなのかをわかりやすくすることができ、店舗運営におけるマーケティングツールとして活用。

背景

堺市に位置する「百舌鳥・古市古墳群」は2019年に世界遺産登録され、これまで以上に観光の視点で集客の必要性があるため、堺市が民間活力の観点で、PFIスキームを通じて2020年に民間事業者の募集開始。

施策

公園内における飲食店をはじめとする事業者応募にあたって当社が中心となり、チームの組成や全体の企画、設計を担当。施設建設のイニシャル費用のコストダウンに向けた交渉を行政と行い、当初公園外部から、水道や電気の引き込みが必要だった要件を、交渉し公園内キュービクルからの引込みに変更するなど、当初要件からの変更を可能にしたことで大幅に建設コストの費用削減を行った。

成果

大仙公園仁徳天皇陵(大仙古墳)の至近「いこいの広場」内に、カフェと屋外レストランを企画・設計。インスタグラムでの情報発信によって地元住民のみならず、新規来場者の獲得に寄与。来場者の人流データを3Dカウンターを用いて測定したことで、視覚的にどの地点でのデータなのかをわかりやすくすることができ、店舗運営におけるマーケティングツールとして活用。

指定管理業務 大阪府民の森ほりご園地(紀泉わいわい村):2023年4月〜

2022年8月に大阪府が「大阪府民の森等の次期指定管理者の公募」を開始。 府民の森等の管理運営業務をより効果的かつ効率的に行い、利用者サービスの向上、経費の節減等を図ることを目的に指定管理者制度を導入。

2022年8月に大阪府が実施した「大阪府民の森等指定管理者選定委員会」に公募の上、審査の結果「ほりご園地(紀泉わいわい村)」の指定管理者に選定され、2023年4月1日より管理運営を開始。「昔の暮らしを全身で体感でき、親しい仲間や家族と愉快に楽しめる里山」という新たなコンセプトのもと「紀泉わいわい村 FUNNY HEARTH」として2023年7月中旬にグランドオープンを予定。

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